ESSAY
自転車
久しぶりに自転車に乗った。
快適ではないか。
素晴らしい。
簡易変速機が付いていて楽ちんなのである。
子供の頃は高速移動手段といえば自転車であった。
プラモデルを購入するためにかなり遠くへ移動していた。
近くには駄菓子屋しかなくて本格的に選べるほどの種類はなく、
親戚の町のお祭りの時に発見した模型屋に感動した。
しかし、現地までは電車で2駅もある。
電車に乗る事は出来ない。
電車を使うと交通費だけで予算が底をつき、何しにいっているのかわからない。
感動の模型屋に辿り着きながら見学のみではあまりにつらい。
そこで自転車の登場である。
日曜日、昼御飯を自宅で食べ(外食などという習慣はこのころはない)、
自転車で出撃である。
走る事2時間、全速力である。
1時間あまり物色をした後、1つの箱をおばちゃんのところへ持って行く。
300~500円を支払い、自転車の荷台に箱をくくりつける。
帰りは意気揚々とゆっくり帰る。
途中で夕暮れを迎え、テレビ番組の事を気にしつつ、自宅に帰り着くのであった。
そんな事を考えながらいいおっちゃんが自転車でダラダラ走っている光景は、
はたして正しい日本の姿といえるのであろうか。
快適ではないか。
素晴らしい。
簡易変速機が付いていて楽ちんなのである。
子供の頃は高速移動手段といえば自転車であった。
プラモデルを購入するためにかなり遠くへ移動していた。
近くには駄菓子屋しかなくて本格的に選べるほどの種類はなく、
親戚の町のお祭りの時に発見した模型屋に感動した。
しかし、現地までは電車で2駅もある。
電車に乗る事は出来ない。
電車を使うと交通費だけで予算が底をつき、何しにいっているのかわからない。
感動の模型屋に辿り着きながら見学のみではあまりにつらい。
そこで自転車の登場である。
日曜日、昼御飯を自宅で食べ(外食などという習慣はこのころはない)、
自転車で出撃である。
走る事2時間、全速力である。
1時間あまり物色をした後、1つの箱をおばちゃんのところへ持って行く。
300~500円を支払い、自転車の荷台に箱をくくりつける。
帰りは意気揚々とゆっくり帰る。
途中で夕暮れを迎え、テレビ番組の事を気にしつつ、自宅に帰り着くのであった。
そんな事を考えながらいいおっちゃんが自転車でダラダラ走っている光景は、
はたして正しい日本の姿といえるのであろうか。